ふくなが眼科の日記

高槻のJR摂津富田駅から徒歩2分、ふくなが眼科のブログです。

開院1周年を迎えました

ふくなが眼科は3月1日でちょうど開院1周年を迎えました。

初日から多くの患者様にお越しいただき、また、日帰り白内障手術なども多数執刀させていただきました。当院を支えて下さった地域の方々、遠方からお越しいただいた患者様、お世話になりました関係者の方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。

勤務医の頃に比べると患者様との距離感がぐっと縮まりました。術後の患者様に喜んでいただいたり、地域の話で盛り上がったりして、本当にここで開業して良かったと感じます。

1周年記念日の本日は手術日でしたので、日帰り白内障手術を6件行いました。手術に関して「思っていたよりずっと楽に済んで良かった」「全然痛くなかった」等のお言葉を頂戴し、私としても至上の喜びです。

これからも患者様に最善の医療を提供できるようにスタッフ共々精進いたしますのでよろしくお願い申し上げます。

 

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【写真】1階エレベータ横で掲示していた診療時間表です。右上の「2016 3/1開院」を消して、本日から新しい表に差し替えました。

眼科領域における人工知能(AI)の応用

最近は人工知能(AI)に興味があり、時間があればAI関連のことを調べています。

昨年はAIがついに囲碁のトップ棋士に勝利したことが大きな話題となっていましたが、「医は仁術なり」という言葉があるので、私としては医療分野にAIは向かないだろうと思い込んでいました。

ところがその後、「AI、がん治療法助言。白血病のタイプ見抜く」(2016年8月4日 日本経済新聞」のニュースを見て、医療分野にもAIが応用されていることを知ってからAIが気になり始め、眼科領域に応用できるのかを考えるようになりました。

白血病のような内科領域の疾患と眼科との大きな違いは数値か画像かです。血液検査の結果は数値化されるので、まさにコンピュータの得意とするところでしょう。これに対し、眼科は視力、眼圧などは数値ですが、細隙灯顕微鏡検査や眼底検査など画像の方が主体です。これは流石にまだAIにも判定が難しいだろうと考えていたのですが、ビッグデータの蓄積とAIのディープラーニングの実力は私の予想以上で、糖尿病網膜症に関して論文が発表されました。眼底写真から糖尿病網膜症をAIに判別させたという報告です。

”Development and Validation of a Deep Learning Algorithm for Detection of Diabetic Retinopathy in Retinal Fundus Photographs” JAMA. 2016;316(22):2402-2410

ふと振り返ってみると当院の検査機械でもすでにAIと言えるものはありました。前眼部解析装置CASIAは角膜形状解析結果から円錐角膜の確率を算出できますし、近年急速に普及した光干渉断層計(OCT)では網膜が薄くなっている部分を器械が分析して表示してくれます。特に円錐角膜の解析は比較的難易度が高いと思います。

ちなみに、何百万人ものOCT画像をAIに分析させてみると、眼病を発症する前の兆候や性差に至るまで、今まで人間には見えなかったものがどうやらAIには見え始めているようです。これからどのような発表があるのか大変興味深いものがあります。

そのような時代に一眼科医としてどうあるべきか、もっと勉強してまた述べてみたいと思います。

 

St. Valentine's Day

昨日のバレンタインデーでは、当院スタッフのみんなから愛のこもったチョコを頂きました。

実は私、チョコレート好きでして、昼間にはチョコパンをかじっていることがスタッフにはバレている(汗)ので、私にあったチョコをわざわざ選んできてくれました!

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美味しいチョコに身も心も癒されましたので、これからもさらに頑張れそうです。

あと1か月で開院から1年です。

地域の皆様や大勢の患者様に支えられて開院から12か月目を無事に迎えました。昨年の3月1日に開院しましたので、あと1か月で開院1周年です。

1月も大勢の患者様にご来院いただきました。季節柄、乾燥によりドライアイが悪化する患者さんがおられますので、希望があれば涙点プラグ(下図参照)を行っています。

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5年くらい前に作製したスライドで、左と右の写真は同一症例です。涙点プラグ挿入後は角膜のキズが治り、涙で角膜表面が潤っていることが良く分かります。

手術では、白内障手術をはじめ、眼瞼の手術や黄斑変性症の硝子体注射なども行いました。頭位制限がある、緑内障発作後、等々のいわゆる白内障手術難症例にも対応させていただきます。

2月はスギ花粉が飛び始めます。西日本は去年より花粉飛散量がかなり増えそうですのでご注意ください。私もしっかり花粉対策をしたいと思います。

高槻シティハーフマラソン

今日は高槻シティハーフマラソンに参加しました。去年に続いて2回目ですが、今回は高槻市医師会からの打診を受けて初めてメディカルランナーとして参加させていただきました。

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冷たい小雨の降るコンディションでしたが、幸い体調を崩されたり救護が必要となるランナーはおられず、また、私も沿道の方々の声援に支えられて無事に完走することができました。とても寒い中で応援してくださった方々、大会関係者の方々にこの場をお借りして御礼申し上げます。

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ちなみに、先日このブログでご紹介したGarminのアプリの画面です。入力したわけでもないのに「高槻シティハーフマラソン」と自動判定されていてびっくりしました。スマホアプリの進歩はすごいですね。

 

 

入口の看板を分かりやすくしました

以前から時折「入口が分かりにくい」や「水曜日が手術のみとは知らなかった」などのご意見を頂戴しておりましたので、このたび玄関横の看板を新しくしました。

以前よりも大きくして、診療日と診療時間も記載しております。

看板の下には駐輪場と駐車場もなるべくわかりやすいように載せました。自転車はこの看板の左の奥、お車は隣の大畑パーキング5番、6番がふくなが眼科専用となっております。

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Garminとスマホの比較

今月22日は高槻シティハーフマラソンに出る予定ですので、少しは走って練習するようにしています。

以前にこのブログでご紹介したGaminのランニング用ウォッチ(ForAthlete 235J)とスマホアプリ(RunKeeper)を比較してみました。

Garminの便利さはやはり腕時計であることです。しかも心拍計付きなので、心拍計なしで使っているスマホアプリよりも多くの情報が得られます。

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ただし、記録した情報はスマホかパソコンに同期する必要があります。Garmin Connectというアプリでデータを詳しく見ることが出来て面白いです。ただし、データ同期のための接続に意外と苦戦しました...(汗) スマホ、PCの再起動を繰り返したりしてようやく接続できました。

次に、スマホアプリのRunKeeperです。同時に計測した記録ですが、こちらの方が距離がやや長く出ることが多いです。

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このアプリは5分毎にラップタイムを声で教えてくれるのが良いところです。数年使用していると、自分が今どのくらいのペースで走っているかが大体分かるようになりました。ただし、アプリの立ち上げ時によくフリーズするのが難点です。

結論として、Garminスマホアプリのどちらが良いか?ということについては、「それぞれ一長一短あり」でした。今のところはGarmin心拍計を重宝し、RunKeeperはペース配分のために重要なので、当面は両者を併用して走りたいと思います。

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ちなみに、きつめの上り坂でこのようにガクッとペースが落ちるのが自分の課題です!

今回はちょっとマニアックなネタで失礼いたしました。