10月号の眼科学会雑誌のトップは今年7月に93歳でご逝去された横山實先生の弔辞でした。
横山先生は三重大学医学部眼科の名誉教授で、輝かしい研究業績に加えて温かいお人柄がまた素晴らしいお方でした。
私が三重大学の眼科に入局した時にはすでに退官しておられましたが、まだ駆け出しの研修医である私にも優しく声をかけて下さったのが印象的でした。
今月は横山先生のお別れ会も催されました。
三重大学医局の先生方のみならず全国からもご高名な先生方が大勢出席しておられました。
述べられた弔辞からも改めて研究、医療、教育の全てにご尽力されて多くの方々に愛された横山先生の人間像が伝わって参りました。
私などは横山先生とは比べるべくもない立場ですが、人間的に一歩でも近づけるように精進しようと改めて誓った次第です。
横山先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。
伊達公子選手の引退
テニスの伊達公子選手が、現役最後の大会で敗れてついに引退となりました。
私がまだ医大生でアメリカに留学中だった際に、ちょうど開催中だった全米オープン会場に観戦に行ってみたところ、会場で偶然にも伊達選手にお会いしてサインをいただくことが出来たという懐かしい思い出があります!
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あれから約20年、一時引退されていたとはいえ、本日に至るまで高いレベルで現役を続けてこられたことには本当に脱帽です。
伊達選手、様々な感動をありがとうございました。そして、お疲れ様でした!
開院から1年半を迎えました
ふくなが眼科は開院から1年半を迎えることができました。
毎日、多くの方にご来院頂きましたことをこの場をお借りして感謝申し上げます。患者様からかけていただく温かい言葉が本当に日々の励みになっております。
今年は、眼科クリニックではまだめったに導入されていない前眼部三次元解析装置の導入と先進医療施設に認定されたことをはじめ、スタッフの増員による患者さんへのサービスの充実、お子様の近視の正確な検査・治療のためのワックの導入など、向上心を持ってクリニックのバージョンアップを行いつつ毎日の診療に取り組んでまいりました。
これからも最新、最善の医療を提供できるように引き続き努力してまいりますので何卒よろしくお願い申し上げます。
入口の改修
当院の建物の入り口の階段とスロープに手すりが設置されました。
この段差については、ご高齢の患者さんや目の悪い患者様には上り下りしにくいと考えましたので、大家さんに相談したところこのように改善してくださいました!
さらに、曇りの日や夜に分かりにくかった段差も黄色いラインで分かりやすくなりました。
この場をお借りして大家さんに御礼申し上げます。
(祝)フェデラー選手優勝
フェデラー選手がテニスの聖地ウィンブルドンで前人未到の8回目の優勝を飾りましたね。試合も時々見ておりましたが、決勝まで1セットも落とすことなく本当に圧巻で素晴らしかったです。35歳という年齢による肉体的な衰えを、熟練の技術と要所での集中力で完璧なまでにカバーしている姿に心打たれました。
ちなみに私は、大学生の頃は硬式テニス部に所属していましたが、卒後数年間は忙しさにかまけてテニスを止めてしまい、テニス観戦をすることもなくなりました。そんなある晩、TVを付けてみるとウィンブルドンの決勝が放映されており、見たこともないような華麗なプレーをする選手を見て衝撃を受けたのが忘れられません。これがフェデラー選手でした。
それがきっかけでテニスをしたくなったので再開し(プロとはレベルが違い過ぎて恐縮ですが...)、細々ながらも現在まで続けています。
これからもフェデラー選手の活躍が楽しみです。あと、もちろん錦織選手をはじめ日本人選手にも期待しております!
バースデープレゼント
今月は学校検診のお子さんたちが大勢来院され、さらにそのご家族も一緒に受診されることが多かったので、昨年3月の開院以来で一番の忙しさでした。大勢の方々にご来院頂きましたことをこの場をお借りして御礼申し上げます。
そんな慌ただしい中にもかかわらず、当院のスタッフが私の誕生日を祝ってくれました!
サプライズで素敵なネクタイをプレゼントされました(^^♪
これからも患者さんはもちろんのこと、スタッフのみんなにもより幸せになってもらえるように頑張ります!
春休みのお子様
4月の1週目は春休みだったこともありお子様が多く来院されました。この辺りは若い方が非常に多い地域ですので、当院としては成長期の近視の進行を抑えることに力を注いでおります。近視のメカニズムについて詳しく説明してご理解いただき、必要に応じて調節痙攣治療、眼鏡やコンタクトレンズ処方などを行います。希望があれば自費診療のマイオピン点眼やオルソケラトロジーなども可能で、これらを選択される方も増えてきています。
【オルソケラトロジーの原理】
ちなみに今日は久々に急病診療所の診療を担当させていただきました。眼科医会の打診で2か月に1回程度まわってくるのですが、ここでは外傷による涙道損傷、一般のクリニックでは少ない眼疾患、日本語の通じない患者さんなど、いつもとは違う刺激を頂きますので貴重な機会と考えております。これからも学会や勉強会に加えて様々な外来も担当させていただいて知識を常にブラッシュアップしていきたいと思います。